脂肪分解系ダイエットサプリメントの成分あれこれ

脂肪分解系のサプリに含まれる成分とメカニズム

『ダイエットはしたいけれど、仕事とか趣味が忙しくて運動や食事制限がなかなかできないよ』

という人は案外多いでしょう。

そのような人には飲むだけでぽっちゃりお腹の脂分を分解してくれる脂肪分解系のダイエットサプリメントはぴったりの商品です

しかしダイエットサプリメントの商品数はかなり多くありますので、どのサプリを選んでいいかわからない人は多いはずです。

ここでは脂分の分解をサポートしてくれるダイエットサプリに配合されるいくつかの成分について紹介しています。

コレウスフォルスコリ

『コレウスフォルスコリ』はDHCさんのフォースコリーで超有名な脂肪分解系の成分です。

南アジアに自生するシソ科の植物で、インドでは古くからダイエットに利用されたり、喘息や心臓病などの民間薬として重宝されてきました。

 

脂肪の多くは中性脂肪として「脂肪細胞」に蓄えられます。

この脂肪細胞は「β-3アドレナリン受容体」からスイッチが入って「アデニル酸シクラーゼ」という酵素が活性化して分解されていく流れがあります。

しかし残念ながら、日本人の3~4割はβ-3アドレナリン受容体のはたらきが遺伝的に弱いと言われています。

このはたらきが弱いと脂肪の分解も弱くなり、肥満を招く大きな原因になります。

コレウスフォルスコリには、脂肪分解をサポートする酵素「アデニル酸シクラーゼ」を直接活性化させる作用があるといわれています。

β-3アドレナリン受容体を介さずに直接脂肪を分解してくれるため、遺伝的にβ-3アドレナリン受容体のはたらきが弱い人でも、効率的に脂肪を分解できると考えられています。

脂肪分解系のサプリメントの成分あれこれ コレウスフォルスコリ

茶カテキン

花王さんのヘルシア緑茶で一世を風靡した『茶カテキン』

おそらくほとんどの方が知っている製品・成分ではないでしょうか?

もともと茶カテキンにはいろいろな作用があることが知られています。

例えば抗酸化作用、殺菌作用、血圧低下作用、血糖値上昇抑制作用などがあります。

しかし、ダイエットに関してはあまり知られていませんでした。

花王さんは茶カテキンの体脂肪軽減効果について、人での有効性を明らかにしたというすごいことをやっています。

ぽっちゃりとした内臓脂肪は、そのままではなかなか減っていくことはありませんよね。

しかし茶カテキンはぽっちゃりおなかの脂肪の分解をサポートし、さらに燃焼もサポートするダブルパワーを持っています。

人における試験で内臓脂肪の面積が低下していくこともわかっています。

このようにさまざまな働きをもっている茶カテキンですが、サプリとして摂取するには高用量が必要です。

脂肪分解系のサプリメントの成分あれこれ 茶カテキン

ブラッドオレンジ

脂肪分解系のサプリメントの成分あれこれ ブラッドオレンジ

脂肪分解系サプリの成分として代表的なものの1つが『ブラッドオレンジ』です。

アントシアニンの含有量が多いため、オレンジの果肉は濃い赤紫~黒色です。

脂肪の蓄積と肥満に対して重要なはたらきをするといわれています。

アントシアニン等の成分がぽっちゃりおなかの脂肪細胞のサイズを小さくして、脂分がたまるのを抑えるといわれています。

動物実験では高脂肪食を与えられていたのにもかかわらず、脂肪の蓄積を抑えて体重を低下させていました。

人における試験でも、体重が3カ月以内に平均-3kg、ウエストは平均で何と-7cmと非常に高い効果があるといわれています。

一般のオレンジではこういった効果は確認できていません。

面白いのは、脂分の多い食事をとっても脂肪がたまりにくいというところですよね。

ブラッドオレンジを飲むか、飲まないか。

3か月で大きな違いが出ててきそうです。


アフリカマンゴノキ

『アフリカマンゴノキ』は中央・西アフリカやインドなどに自生する植物です。

アフリカ各地では体重を減少させる薬草として、また過剰な食欲を抑制する食材として古くから食べられています。

ついつい食事の魅力に負けて食べ過ぎてしまうことはよくあります。

食べ過ぎてしまった余分なエネルギーは中性脂肪という脂肪細胞として体にたまっていきます。

脂分がたまっていくとぽっちゃりとしたおなかにつながりますし、体重も増えていくことになります。

 

この脂肪細胞からは、やせホルモンといわれるレプチンとアディポネクチンが分泌されていて、肥満にならないように働いています。

しかし、体重が増えてくるとこれらのやせホルモンの働きが弱くなり、太るのが止まらなくなってきます。

やせホルモンのレプチンには大きく2つの働きがあります。

ひとつは満腹中枢を刺激する働きで、脳に「これ以上食べなくてよいよ」という指令を送って食べ過ぎを抑えているといわれています。

もうひとつは中性脂肪の分解をサポートする働きです。

 

このレプチンの働きを活性化させているのがもうひとつのやせホルモンであるアディポネクチンです。

アフリカマンゴノキはこのアディポネクチンの分泌量を約2.6倍に増加させることがわかっています。

アディポネクチンはレシチンをしっかりサポートしているんですね。

人における試験では、摂取4週目から体重・体脂肪率・ウエストが減少しています。

アフリカマンゴノキは超大手サプリメーカーさんのサプリでも配合されている成分です。

シナモン

『シナモン』は世界中でスパイスとして使われていて、お菓子の原料にもなっています。

知らない人はほとんどいないかもしれませんね。身近な食品です。

桂皮という名前で漢方薬の原料としても使われており、さまざまな効果がしられています。

シナモンの働きは以下のようなものが挙げられますが、多すぎて書ききれません…

 

個人的には純粋に脂肪の分解をサポートする働きというよりは、発汗や血行促進の働きによる代謝UPからのダイエット効果を期待しています。

『発汗・解熱作用』

『胃腸の働きを助ける』

『血流の改善』

『ダイエット効果』

『抗酸化作用』等々

まだまだたくさんの効果が知られています。

脂肪分解系のサプリメントの成分あれこれ シナモン

~まとめ~

ここまで見てきたように、脂肪分解系のサプリといってもその種類は豊富で、使用されている成分も異なります。

ただ、脂肪分解系のサプリの成分はそれほど多くありません。

働きとしては基本的にはサプリを飲むだけでたまっているおなかの脂分を分解していってくれます。

大手企業では人でのエビデンスを明らかにしているところもあります。

できれば運動や食生活の見直しもあわせていくとかなり効果が期待できると思います。

今までのダイエットサプリでパッとした効果がみられなかった方は試してみてはいかがでしょうか。

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