コエンザイムQ10は脂分の燃焼にも関与する
コエンザイムQ10は美容系の成分としてとても有名な成分ですよね。
しかし元々は医療用の成分で心臓系のお薬であることを知っている人は少ないかもしれません。
実は美容だけでなく脂肪燃焼の促進にも最適な成分なんです。
年齢とともに脂肪が燃えない体質に変化してしまうと、さまざまな部位に脂肪が溜まるようになります。
腕やおなかなど、ついて欲しくないところに脂肪は好んで溜まるみたいです。
脂肪はつけないことが大切ですが、ついた脂肪を燃焼させる工夫も必要です。
ここでは、コエンザイムQ10と脂肪燃焼との関係についてご紹介していきます。
ビタミンの一種であるダイエット成分
コエンザイムQ10はかつてビタミンQと呼ばれていました。
脂溶性の性質があり、油によく溶けるのが特徴です。
食事と一緒にとった方がよいといわれる理由は、食事に含まれる油分で吸収がアップするためです。
コエンザイムQ10はエネルギー産生の活性化に役立ち、さらに活性酸素から体を守る役割があります。
活性酸素の影響を受けると、私たちの体はサビついてくるのです。
活性酸素は目に見ませんが、着実に細胞にダメージを与えています。
細胞が弱ってしまうと基礎代謝も弱ってきますので、脂肪の燃焼力が低下してくるのです。
コエンザイムQ10は体のサビの除去だけではなく、体の活力をアップさせて、ダイエットにも役立つ超健康成分となっています。
心臓を元気に維持する作用
若いころは運動機能が高く、運動をしても疲れにくいでしょう。
20代と40代では体力が大きく変化し、後者のほうが圧倒的に疲れやすくなります。
その要因には、体内のコエンザイムQ10が減少してくる問題があります。
年齢とともにコエンザイムQ10減っていくのです。
コエンザイムQ10は心臓に多く存在する成分ですが、40歳くらいになると約70%になってしまいます。
ここまで減少してしまうと当然心肺機能にも影響してくる可能性がありますよね。
そのため、減少していくコエンザイムQ10は外部から補う必要があるんです。
心肺機能が元気になれば運動機能も向上しますので、運動時の疲労感が軽減する可能性があります。
運動を併用したダイエットの効率が上がるので、食事制限で痩せられない人にオススメです。
『年齢のわりに息切れが気になる』
『とにかく疲れやすい』
と感じる方はコエンザイムQ10を試してみるのもよいと思います。
安心して続けられる
どんなにダイエットに役立っても、副作用の頻度が高ければ長期連用には向きません。
コエンザイムQ10のメリットは副作用がほとんどなく、時間をかけて痩せられることにあります。
副作用が少ないからこそ、厚生労働省からサプリメントとして認可された実績があるのです。
しかし、服用中の薬がある場合はお薬同士の相互作用などがありますので、心配な方は一度医師または薬剤師に相談しましょう。
基本的には、どのようなお薬とも問題はないはずです。
人の体は若いころは優れた脂肪燃焼力を有していますが、歳を重ねるにつれて衰えていきます。
これが食事制限や運動をしても、あまり痩せなくなる理由です。
20代と40代のダイエットでは後者のほうが格段に難しいため、成功させるには大きなモチベーションと工夫が必要になります。
しかし、現実的な問題として、年齢を重ねるほど体力や持久力・精神力などは衰えていくのです。
だからこそ、20代より40代の方がハードルの低いダイエットを実践する必要があります。
冷えに悩んでいる人におすすめ
冷えは血行不良から引き起こされることも少なくありません。
全身に血液がうまく循環しなければ、細胞レベルで体が冷えてしまうのです。
冷えた部位は脂肪燃焼力が下がるので、体脂肪がたまりやすくなります。
体脂肪は層をなすように重なっていく性質があるので、一度太れば加速度的に膨らんでいくのです。
コエンザイムQ10は心肺機能をサポートし、ポンプ作用を高めることで全身に血液を循環させます。
末端まで血液が届けば全身が温まり、代謝の向上が期待できます。
また、冷え体質の人は疲れやすく、むくみのリスクも高くなるのです。
よく眠れない、体がだるい、休んでも疲労が取れないといった不健康を自覚している人ほど、ダイエットの成功率が低下してしまいます。
原因不明の不調は、温活するだけで解消することもありますよ。
運動しても痩せない人は試す価値あり
基本的に運動すれば筋肉がついていくので、基礎代謝が上がって痩せやすくなります。
でも、運動してもほとんど体重が落ちないという人がいます。
これはいろいろな原因がありますが、1つはミトコンドリアサイクルといわれるものの機能が低下しているのかもしれません。
ミトコンドリアサイクルに問題があると、体のエネルギー産生が衰えたり、脂肪の燃焼がうまくいかなくなります。
なかなか痩せることができない、冷え性が長期化している、低体温・低血圧に悩んでいる、といった人は注意してください。
その働きをサポートするのがコエンザイムQ10で、定番のダイエット成分としてサプリメントなどに活用されています。
コエンザイムQ10と併用したいのは『L-カルニチン』と『α-リポ酸』です。
脂肪の運搬効率の向上、ミトコンドリアの機能向上などが期待できるでしょう。
また、コエンザイムQ10は20歳を過ぎると体内で減少してくるので、サプリメントで補うのがオススメです。
コエンザイムQ10を補給することで、加齢が原因の基礎代謝低下を抑えられるのです。
とにかく脂肪の燃焼にこだわりたい方は取り入れてみてください。
~まとめ~
今回はコエンザイムQ10と脂肪の燃焼についてお話ししました。
脂肪燃焼力が低下してしまうと、ダイエットのハードルが非常に高くなります。
頑張っても痩せられない人は、痩せられない体質に変化しているのかもしれません。
一般的には年齢とともに痩せにくい体質なり、燃焼力が低下していきます。
コエンザイムQ10は脂肪燃焼力を高め、痩せやすい体質に変えてくれます。
心臓を元気にする働きから、運動機能の向上や冷え解消も期待できます。
食べたものが体に蓄えられると感じるようになったら、ぜひコエンザイムQ10の補給を検討してみましょう。