品質もよくてお得なサプリを選びたい!

お得なサプリメントを選びたい!

医薬品というのは配合成分量を明記する必要があります。

しかし、サプリメントは食品になります。

何が入っているかといった成分の表示は義務づけられていても、成分の配合量を細かく記載する義務はありません。

気になっている成分をしっかり摂取したい場合や、複数のサプリメントから1つを選ぶ際、どのようにすればよいのでしょうか?

どうせ飲むなら品質がよくて値段もお得なサプリメントを飲みたいですよね。

ということで、今回はサプリメントの成分表示や選び方のコツについて見ていきましょう。

サプリメントはお薬ではありません

まず前提として、サプリメントはあくまでも食品であり、医薬品ではありませんということです。

見た目には薬のような形で、食べ物といったイメージではないため誤解されがちですが、お薬ではないんです。

健康になるために必要な栄養素を中心に、メーカーが開発するコンセプトや目的に合わせて配合された栄養補助食品です。

形は錠剤やカプセル型、かみ砕いて飲むチュアブル型といったものがありますよね。

これに対して医薬品は病気の症状の改善や回復を目的とし、主に化学的な成分が配合されています。

動物を使った実験を経て、実際に人に投与する治験を行わなくてはなりませんし、人体にとって安全であることも証明する必要があります。

医薬品は、安全性と有効性が認められ、厚生労働省の許可を経て販売することが認められたものなのです。

これに対して、サプリメントはあくまでも食品ですので、治験の実施や有効性の証明は必要なく、さらに厚生労働省から許可を得る必要もありません。

もともと食品として認められている原料を配合していきますので、基本的には安全性が高いものです。

薬のプロがサプリメントを語る! サプリメントはお薬ではありません

サプリメントは食品としてのルールに従う

サプリメントは見た目などのイメージとは異なり、医薬品のルールではなく、食品としてのルールに従って製造・販売されます。

食品表示基準により、消費者に販売される容器・包装に入れられた加工食品および添加物については栄養成分表示をしなくてはなりません。

栄養成分表示ではエネルギー量と三大栄養素であるタンパク質量脂質量炭水化物量食塩相当量など、これらの5つの表示が義務づけられています。

そのため、サプリメントのパッケージにはこれらの表示がないと違反になり、表記のないものは回収しなければいけません。

1包あたり、1回の目安量など、メーカーによって表示の方法は異なります。

しかし、1包あたりのカロリーは〇kcal、3粒に含まれるタンパク質は〇gといった形ではっきりと書く必要があります。

食品として求められる表示

薬のプロがサプリメントを語る! 食品として求められる表示

サプリメントは、何が配合されているのか含まれる添加物や特定のアレルギー成分はどんなものなのかをわかるように表示しなければいけません。

そのため、表示をみると、その成分がどのような原材料でできているのか、どんな原材料を含んでいるのかといった内容を知ることができます。

また、配合されている成分そのものではなく、あくまでもそれを含んだものを原材料として表示することになっています。

たとえばカルシウムを補うサプリメントの場合、通常は脱脂粉乳・卵殻カルシウム・ホタテ貝殻パウダーといったように、カルシウムを含んでいる原材料名が並ぶことになります。

原材料の表記は配合量が多いものから順に書いていくことになっています。

しかし、細かい量まで表示する義務はありません。

その成分がどれくらいの量入っているのかを書かなくてもよいのです。

これが医薬品と大きく違うところになります。


気になる配合成分の含有量について

医薬品業界で働いていた私がサプリメント開発に携わって一番驚いたのは、配合成分の量を表示しなくてもよい点でした。

書いてもよいし、書かなくてもよいということです。

 

たとえば、あなたがあるビタミンのサプリメントを購入したいとしましょう。

A社のサプリでは、『1日必要量の1/2のビタミン200mg配合』と書かれています。

B社のサプリでは、『たっぷりレモン10個分のビタミン配合』と書かれています。

一見するとB社の方がなんとなくよさそうな感じですよね。

 

しかし、配合量が書かれていないので実際には50mgしか配合されていない。

ということがあります。10mgかもしれません。

ただ1つ言えることは他と比べて多い量が入っていることはまずありません。

なぜなら、他よりも配合量が多ければそれをアピールするはずだからです。

このようにサプリメント業界では成分量を書いていないサプリメントがかなり多い印象です。

 

また、悪質な(と私が感じる)表示の仕方をするサプリメントもあります。

例えば、、、

『1日配合量100mg』

『1袋に3000mg配合』

1袋の量を書けばそれは多くなりますよね、、、

 

『1粒に10mg』

『1粒に10,000μg』

1mg=1,000μgなので、けた数が増えると多く入っている気がしますよね、、、

 

など、いかにも多く入っているような表現などです。

 

信じられないことに、1粒の重さを書いているケースもあります。

1日配合量が10mgしかないのに、『330mg✖30日分』といった書き方です。

この330mgは単なる1粒とか1カプセルの重さなんです。

 

どれも嘘はついていないのですが、普通の人には分からないですよね。

そのため、具体的な配合量はわからないけれど、体によい成分が入っているらしいという感覚で購入してしまうケースもありえるわけです。

自分が飲んでいるサプリメントの配合成分の量が分からないということはなんだか嫌ですよね。

選ぶ基準や比較の基準が難しい

薬のプロがサプリメントを語る! 選ぶ基準や比較の基準が難しい

またまたですが。

たとえば、あなたが美容のためにコラーゲンがたっぷり摂取できるサプリメントが欲しいとしましょう。

 

あなたなら次のようなケースでどのサプリメントを選びますか?

『細かな成分量の表示がない980円のサプリA』

『同じく成分量の表示はないが評判がよく利用者も多い3,000円のサプリB』

『成分量が細かく表示された4,800円のサプリC』

 

〇同じコラーゲンなら安い方がよいと考えてサプリAでしょうか?

〇または、価格の高い製品よりも評判がよいサプリの方が効果を期待できるかもと考えてサプリBでしょうか?

〇それとも、価格の高いサプリの方が入っている成分の量が多いと考えてサプリCでしょうか??


薬のプロがサプリメントを語る! 選ぶ基準や比較の基準が難しい

この場合、私ならこう考えます。

〇サプリA

まず、私なら購入はしません。なぜなら成分量が書いていないからです。

「成分量が書いていない」「値段が極端に安い」

となるとほぼ大手企業ではありませんし、成分量がかなり少ないと考えられます。

 

〇サプリB

検討しますが、成分量が書いていないので購入しないと思います。

口コミは購入を考えるのに参考になりますが、自作自演が可能ですし、ちょうど良いお手頃感というだけで購入者が多い可能性もあります。

 

〇サプリC

成分量が書いているので、まず検討するサプリになります。

『成分量が書いている』=『何かと比べる指標がある』

ということなので、他のサプリと比べてコスパがよいのか考えることができるからです。

もし、DHCさんのような『大手企業』で『他と比べて入っている量も多い』となると購入を考えてもよいと思います。

 

といった感じです。

 

成分量を記載する義務がないサプリメントは、どのサプリメントを選べばよいのか難しい場合が多いです。

メーカーの信頼度や入っている成分の量、口コミによる評価、値段や続けやすさなど、選ぶ基準を自分なりに考えることが求められます。

 医薬品のように、すべての製品に成分配合量が記載されていれば、かんたんに比較して選ぶことができるのですが、、、


~まとめ~

医薬品は入っている成分の量を表示する必要があります。

一方で、サプリメントには成分量の表示義務がないため、表示しているものとしていないものに分かれます。

成分の記載の順番は入っている量の多いものから書くことになっています。

悪質な(と私が感じる)書き方をしたサプリメントもありますので注意が必要です。

入っている成分の量でサプリメントを比較できないことも多いため、何を基準に選ぶのかしっかり検討しましょう。

もしお悩みの方がおられれば、お問い合わせから遠慮なくご相談ください。

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