安いサプリにはお得な安さとお得じゃない安さのサプリがあるんです
「お試し価格で初回は半額」「今1箱買うと、もう1箱ついてくる」
といったなどの宣伝文句をテレビCMやネット広告で目にする方は多いと思います。
定期購入することで特別割引価格といったケースも少なくありません。
また、ダイエットサプリメントなどでちょっと検索すると目につく1,000円前後の激安サプリ。
実は安いサプリメントには『お得な安さ』と『お得じゃない安さ』があります。
今回はその実態に迫ってみましょう。
そもそもサプリメントの価格ってどうやってできてるの?
サプリメントの価格は、原料やボトルやパッケージなどの資材、製造するための製造費と宣伝のための広告費などがかかります。
さらに、開発や製造、宣伝や販売、事務作業を行う人たちの人件費などもかかります。
それらの原価に利益をプラスして最終的なサプリメントの価格を設定します。
あたり前のことですよね。
基本的には、企業が商品を売っていくうえで、原価以下の値段で売り続けることは通常ありません。
原価を切るときは、企業戦略として初回限定でとにかく一度飲んでもらいたい場合か、期限が近くなったのでお得な割引をしているかくらいです。
しかし、もしあなたが通常価格1カ月980円のサプリメントを買っているとすれば、それはお得で安いのではありません。
980円以下の原価でできているサプリメントということになります。
原価が安いからといって、全てが悪いものではないとは思いますが、、、、、
もちろん企業の努力によって、高品質でありながら安価で提供されているサプリメントも数多くあります。
DHCさんやファンケルさんのような超大手企業のサプリなんかはそうですね。
お得な安さはメーカー努力の結晶です!
安い理由にもいくつかありますが、お得な安さについてお話しします。
お得な安さとは、「初回購入で定価より大幅値引きで買えたり」、「キャンペーン中なので1箱の価格で2箱買えたり」するものです。
さらに、定期購入すれば送料無料で特別価格などもあります。
多くのサプリメントが定価を下回る価格で売り続けられています。
サントリーさんのセサミンEXなども初回限定1,080円という破格の価格で販売されています。
一体なぜ、このような売り方をするのでしょうか?
多くのサプリメントがあふれるなかで、自社の製品を選んでもらうためには値段を下げて買いやすくする必要があるからでしょうか。
それも理由の1つです。
自社の製品を買ってもらうためには、まずは製品を手に取ってもらう必要があります。
「今買えば安いよ」「はじめて買うなら値引きするよ」など興味をもってもらいやすい言葉で、注目を集める必要があるのです。
大手企業さんの場合は、とてもお得なものが多いので安心して購入してよいと思います。
よいサプリメントも試してもらわないとわからない
あなたがサプリメントの購入で迷っているとき、どんなことを考えていますか?
「このサプリメントは宣伝どおりの効果があるのか」
「他の人には効いても、自分にも同じような効果が出るだろうか」
と悩む方は多いのではないでしょうか。
期待する効果が出ないサプリメントであれば、買いたくないと思うのは当然です。
また、たとえ気になったサプリメントであっても、あまりに高価な場合、なかなか購入する決心がつきませんよね。
しかし、「5,000円の商品が今だけ1,980円」「本来は3,000円のところ、初回だけ980円!さらに送料無料」などといわれると、「1回だけ試してみようかな」という気持ちを抱く方も多くいらっしゃいます。
高価なサプリメントを安く購入できるのは、誰だってうれしいですよね。
なお、サプリメントは万人に効く薬ではないので、その効果には個人差があります。
せっかく高価なサプリメントを試してみたけれど、自分にはあわなかったという人もいるかもしれません。
しかし、購入した人のなかには「予想以上に効果があった」「自分に合っている」と思う方も多くいらっしゃいます。
そういった人を増やすことが目的ですから、まずは手に取ってもらうよう初回は価格を下げている企業が多いのです。
安いのは初回だけではありません
どんなに安い価格に設定しているサプリメントでも、原価割れで売っているケースはほぼありません。
多くの企業が初回の人にはずっと安く売り続けています。
さらに、「今だけお得」「今から30分以内に電話すれば安く買える」など、毎日さまざまな方法で宣伝し続けています。
このような売り方をするのはなぜでしょうか?
それはその後も継続して飲んでいただくためです。
サプリメント自体はとてもよいものだけれど、よいものだからどうしても値段が高くなってしまうサプリメントに多いです。
企業も自信を持っているサプリメントで他にはないタイプのサプリメントが多いです。
例えば先ほどのセサミンEXなどもそうです。
とりあえず、原価割れ覚悟で初回限定で激安販売をして、その後の定期購入につながていくという流れです。
定期購入ではさすがに初回限定ほどの割引はないですが、それでも定価よりはお得な価格で購入できます。
また、〇本買えば大幅値引きといったセット価格を提供している場合もお得な価格といえます。
お得じゃない安さには要注意!
ここまで、サプリメントの価格設定やお得な安さについてお話ししてきました。
実は、騙されてはいけない「お得じゃない安さ」のサプリメントもあるんです。
お得じゃない安さとはいったい何でしょう?
それは、もともとの原価がとても安いサプリメントのことです。
例えば1カ月分で980円のダイエットサプリメントがあったとします。
結構このくらいの価格のサプリメントは目にしますよね。
あなたならいくらの利益をとりますか?
10円?
20円?
そんなわけはないですよね。おそらく980円の何十%かは利益とするはずです。
そうすると原料にはいったいいくら使えるのでしょうか?
『サプリメントってなんだ!?』でもお話ししましたが、サプリメントは成分がどれだけ入っているかを表示する義務がありません。
ほんのちょっとでも入っていれば、『○○配合!』と書けるのです。
嘘ではないですよね。
でもほとんど成分が入っていないサプリメントなんて飲みたくないですよね。
お得じゃない安いサプリメントとはこういうことなんです。
プロが見て、
『なんでこの高い成分を配合してこの価格で販売できるの?』
と思うサプリメントがあると、たいていは配合量が書かれていなかったりします。
こういった場合は、成分がほとんど入っていないんだなと私は推測します。
もちろん、大手の企業さんですごい薄利多売を仕掛けてくればかなりお安くは出来ると思いますが、限度があります。
例えば6,800円のダイエットサプリメントと先ほどの980円のサプリメントを比べてみましょう。
どちらも1個600円の利益をとったとすると、原料に使えるお金は6,200円と380円になりますよね。
どちらがよい成分を多く配合できるかは明白です。
みなさんも価格の安さの裏側を意識してよりよいサプリメントを購入しましょう!
今回はサプリメントの価格についてお話ししました。
サプリメントの価格は原料費や資材費、広告費や人件費などからなっています。もちろん利益も入っています。
安いサプリメントは色々ありますが、安い理由にもいくつかありました。
その中で『お得な安さ』と『お得じゃない安さ』のサプリメントがあります。
初回特典やキャンペーンなどで安く買えるサプリメントは、お得な安さのサプリメントです。
よいサプリメントなので原価を下回ってでも、とにかく一度使ってもらいたいというタイプのサプリメントです。
また、お得じゃない安さのサプリメントもありました。
単に原料を少なくして原料費を下げているタイプのサプリメントです。
通常価格があまりにも安いと感じたサプリメントは大手企業以外では要注意です。
~まとめ~