食事制限ではカロリー調整に加えて食欲の抑制がカギになる
さまざまなダイエットに挑戦したけど、まったく痩せなくて悩んでいる人は多いでしょう。
本人はあまり食べていないつもりでも、実際は過剰に食べているケースは多々あります。
痩せるためには食事制限が大切なことは、昔も今も変わりない原則です。
食事制限は食べる量を減らすだけではありません。
ちょっと視点を変えるだけで、格段に痩せやすくなるのです。
年齢とともに太りやすくなるわけ
ダイエットを妨げる一番の原因は、必要摂取カロリーを超えて摂取してしまうことです。
摂取したカロリーを効率よく燃焼させていれば、肥満になる心配はないのです。
基礎代謝は加齢により衰えるものであり、それに伴って必要摂取カロリーは減少していきます。
年齢を重ねてからも若いころと同じように食べていれば、贅肉がついてしまうのは当然です。
基礎代謝は20歳くらいから急激に下降していくため、体型も変わりやすくなります。
女性は男性より基礎代謝が低いので、とくに肥満のリスクが高いのです。
食事制限は食べる量を減らすだけではない
食事制限といえば食べるのを我慢する行為をイメージするかもしれません。
たしかに食べる量が減れば肥満リスクを少なくすることができますが、ただ我慢するのは苦痛でしょう。
食べることが大好きな人、食べてストレスを解消している人などは、食事制限は非常に難しいものとなります。
一方で食事制限は必ずしも食事量を減らすだけではなく、食欲を抑制することも含まれます。
食欲がなくなれば、必然的に食べる量は減っていくのです。
ただ、食欲を簡単に減らすことは難しいですよね?
そのため食べるものや食べ方を考えたり、サプリメント上手く取り入れたりする必要があります。
食欲を抑制するには食物繊維を多めに摂る
不溶性の食物繊維は体内で膨張する性質があります。
たとえば穀類のオートミールは水を含むと膨張し、満腹感を促してくれます。
それでいてカロリーは非常に低いので、カロリーを抑えつつお腹を満たしたい人には最適だといえるでしょう。
オートミールの主な栄養素は炭水化物ですが、ご飯や麺類などと比較して血糖値が上がりにくい特徴があります。
ダイエットはもちろん糖尿病予防にも役立つため、生活習慣病対策でよく利用されています。
オートミールは朝食として食べる人もいますが、軽食としてもおすすめです。
牛乳や豆乳をかけて食べるのもいいですし、ご飯の代わりとしてお茶づけや雑炊にするのも人気です。
ついつい食べ過ぎてしまう人は、不溶性食物繊維を意識的に増やしてみましょう。
食事内容に工夫をする
あまり食べていないのに太るという人は多いですが、周りから見れば食べ過ぎているケースが少なくありません。
たとえば人の2倍くらい食べているのに、本人は一般的な食事量だと認識しているといったケースは多いです。
たくさん食べることが習慣化している人は、食事量を減らすことからはじめていきましょう。
そんなときは栄養士さんなどの相談を活用し、食事量や摂取カロリーを抑えていく方法を検討しましょう。
栄養士さんなどのアドバイスは栄養学的根拠にもとづいているので、なかなか痩せない人に適しています。
食べた満足感は高いのに摂取カロリーは減っている食事になると、無理なくダイエットも出来るでしょう。
時間をかけて食べると満腹感を得られやすい
早食いする人は大食いになってしまうことが多いです。
満腹感を覚える前に、すでに過剰なカロリーを摂ってしまったということも少なくありません。
一方で時間をかけてゆっくりと食べる人は、満腹感を早めに得ることができるので、カロリーの摂り過ぎになりにくい傾向があります。
昔から食事はよく噛んで食べるようにいわれますが、これは満腹中枢を刺激する意味があるのです。
また唾液分泌が活発になるので、栄養素の消化分解を促進できます。
年齢を重ねると唾液の分泌量が減るので、とくに時間をかけて食べる必要性があります。
噛むという行為は脳によいですし、骨格を元気に保つ役割もあるのです。
サプリメントで我慢しないダイエットを可能にする
食べたくない状態で無理に食べるのは苦痛でしょう。
暴飲暴食をしてしまう人は、基本的に食べることが好きだということを自覚するようにしましょう。
こうした人はダイエットの成功率が低く、食事制限をして一時的に減量しても、再び体重が戻ることが多いです。
リバウンドの怖いところは、以前より体重が増加してしまうことです。
食欲抑制が可能になれば、我慢しないダイエットができます。
我慢しないからこそストレスを感じにくく、継続性のある減量が可能になるのです。
自分の意識に関係なく自然と食欲を抑えてくれるサプリメントがあります。
こういったダイエットサプリメントを補助的に使うことで、無理なくダイエットを行うことができるかもしれません。
~まとめ~
加齢により基礎代謝が衰えてくれば、普通に生活しているだけで太るようになります。
そうした状況では食事量を抑える方法に加えて、食欲自体を抑えることが大切になってきます。
たとえば食物繊維がたっぷりと含まれた食材を摂れば、満腹感を早く実感できるでしょう。
ほかにも食事の時間を長めに設定し、ゆっくりと噛んで食べる方法もおすすめです。
また、栄養士さんへの相談で、満腹感があり、摂取カロリーが少ない食事を提案してもらうのもよい方法です。
食欲を無理なく抑える方法として、サプリメントを活用するのもよいでしょう。