なぜ頑張って運動しても痩せないのか?
運動を日課にしているのに、体重が落ちなくて困っている人は少なくないでしょう。
運動は痩せるための基本的な方法として知られますが、運動だけでダイエットを成功させるのは困難です。
ここでは運動をしても痩せない人の特徴、間違った運動の仕方、代謝力を向上させる重要性などについて説明しています。
基礎代謝の低下はダイエット失敗の原因となるので、参考にしてみてください。
運動は痩せるための一要因
運動はダイエットの王道ですが、運動だけで痩せるのは大変です。
人間はなにもしなくてもカロリーを消費するものであり、それは睡眠中も同じです。
体温を維持したり、内臓を働かせたりするためにカロリーが必要になるからです。
車のアイドリングをイメージするとわかりやすいですが、運転をしていなくても暖機運転するだけで燃料を消費するでしょう。
人間における基礎代謝は思いのほか高いもので、1日に1,000kcal以上も消費されるのです。
日々の運動でこれほどのカロリーを消費させることは現実的ではありません。
運動がダイエットに役立つのは、カロリーを消費させることよりも、むしろ基礎代謝を上げることにあります。
痩せやすい体質に変えたい人は、適度な運動を日課にしましょう。
運動をすると空腹が促される
健康維持のために運動をはじめたら、なぜか昔より太ったという人は少なくありません。
その多くは運動により空腹を感じやすくなり、摂取カロリーが増えることが原因です。
頑張って運動しても、それ以上に食べてしまえば痩せることはできません。
たしかに運動をすれば代謝を上げられますが、食べ過ぎるとその効果も打ち消されてしまいます。
食べれば食べた分だけ太りやすくなるということを忘れないようにすることが重要です。
『運動したからちょっとくらい食べてもいいよね?』はNGです。
加齢により代謝が低下している
加齢の影響は知らず知らずのうちに表れていきます。
代謝の低下はその1つで、運動をしても痩せにくくなる要因です。
代謝が大きく低下している状態だと、摂取したカロリーをフルに活用できません。
20代のころはスムーズに痩せられた人でも、30代になると食事制限が必要になってきます。
さらに40代以降では運動を追加する必要も出てくるのです。
40代以降のダイエットでは、運動だけをしてもあまり効果を期待できません。
運動と食事制限は必ずセットで行うようにしてください。
運動強度が低過ぎる可能性がある
ダイエットのために運動するなら、少し汗ばむ程度まで体を動かしましょう。
ほとんど汗をかかない、まったく息切れしないといったものであれば運動の負荷が足りていないかもしれません。
ちょっと苦しいと感じる程度まで運動をする必要があるので、運動強度を少し上げるか、運動時間を増やしてみましょう。
ウォーキングでは楽過ぎるという人は、ジョギングに変えてみるのもよいでしょう。
たまにしか運動していない
毎日運動するのは容易ではありませんが、休み過ぎるのもよくありません。
運動の頻度を減らし過ぎると、次第に面倒になってしまうので注意してください。
できれば毎日運動したいものですが、難しい方は最低でも2~3日に1回は体を動かしましょう。
それより頻度が減ってしまうと、継続することも難しくなってしまいます。
外で運動をしている人だと、雨天のときは休みたくなるでしょう。
毎日運動するためには、自宅にウォーキングマシンを設置するのがおすすめです。
私は膝への影響がより少ないエアロバイクを購入しました!
運動は継続することに意味があるので、継続性のある方法を選んでください。
代謝が著しく低くなっている
代謝が悪化している状態だと、思うように痩せることができません。
代謝を上げる方法として運動がありますが、これだけでは不十分です。
冷え性を解消していく、体内の老廃物を排出する、早寝早起きをするなども重要になります。
これらを並行して行っていけば、基礎代謝の向上に伴い徐々に痩せられる体質に変わります。
代謝とは脂肪や糖質を燃やす力
代謝とはわかりやすくいえば、体内に存在する栄養素を活用してパワーを引き出すことです。
カロリーを使用してエネルギーを生み出し、生命活動を維持できるようにします。
代謝が低下していると、脂肪や糖質がうまく燃えなくなります。
そうして徐々に体脂肪が蓄積し、体型を崩してしまうことになるのです。
代謝を上げるためには、よく噛んで食べることも大切です。
それにより食べ物が小さくなり、腸での消化吸収が促進されます。
腸活は代謝促進に役立つため、腸によいヨーグルトや食物繊維、緑黄色野菜などを積極的に摂取しましょう。
便秘体質の人は腸内で悪玉菌が増えているので、善玉菌を増やしていく必要もあります。
~まとめ~
健康を実現するには毎日の積み重ねが大切です。
肥満は生活習慣病を引き寄せ、さらに怖い重大疾患の起因にもなります。
命を落としてから後悔しても遅いので、早めに健康生活を身につけましょう。
肥満はスタミナを低下させたり、節々の痛みの原因になったりします。
健康的に痩せるためには、体重管理をしながら体重の変化を把握することが大切です。
食生活においては炭水化物の摂り過ぎが体重増加を招くことが多いので、脂肪とタンパク質とのバランスを考えた規則正しい食生活を意識しましょう。