肥満遺伝子の3つの型とそれぞれに合ったタイプのサプリ

自分はどのタイプ?日本人の肥満遺伝子3つの型とそれぞれに合うサプリの話

「りんご」「洋ナシ」「バナナ」と聞くと、好きなフルーツの話のようですよね。

実はまったく違います。

この3つは日本人の97%が分類される「肥満遺伝子」のタイプです。

実はそれぞれにおすすめのダイエット法があるのです。

果たして自分はどのタイプなのか、ここではタイプ別に効果が期待できるサプリもあわせてご紹介します。

遺伝子に合わせた正しい選択が必要

同じものを同じくらい食べて似たような生活をしていても、太る人もいればまったく太らない人もいます。

この違いは本人の努力ではなく、体内で分解できる成分の得手不得手から来ているというのが、最新のダイエット科学です。

もちろん痩せて健康を維持するためには一定の食事制限と運動が必須です。

ただし、その内容は千差万別で、家族であっても自分のタイプに合っていなければ効果を得ることは難しくなります。

たとえば糖質や脂質の分解が苦手な肥満遺伝子をもっている人が、白いご飯を毎食たくさん食べていれば、どんなに運動しても痩せることはありません。

一般的に効果が認められているダイエット法であっても、肝心の自分の体質に合っていなければ意味はないのです。

さあダイエットを始めよう 遺伝子に合わせた正しい選択が必要

肥満遺伝子から知る自分のタイプ

肥満遺伝子は近年とても注目を集めている存在で、普通に生活するだけでエネルギーを消費する基礎代謝量に関わる遺伝子といわれています。

肥満遺伝子の違いにより、ほとんど同じ食事や生活をしていても変化のない人と、どんどん太ってしまう人がいます。

そこには、もって生まれた遺伝子により、体内で分解するのに苦手とする成分に大きな違いがあります。

たとえば、ご飯や脂っこいものなどといった糖質や脂質の分解が苦手な遺伝子をもつ人は、ほかの人と同じ食事をしても糖質や脂質の分解ができずに溜め込みんでしまうため、太りやすくなります。

つまり自分の肥満遺伝子の特徴に合っていない食事では、いくらダイエットをしても効果は得られませんので、まずは自分のタイプを知ることが大切です。

3つのフルーツ体型に合うダイエット法とは?

冒頭で挙げた3つのフルーツは、肥満遺伝子によって分類される太りやすさのタイプです。

ここからはそれぞれを解説していきましょう。

肥満遺伝子が「りんご」タイプ

肥満 ダイエット 生活習慣病

β3AR(ベータ3アドレナリン受容体遺伝子)をもつタイプです。

日本人に比較的多く、1日あたりの基礎代謝量がほかのタイプよりも約200kcal少ないといわれています。

糖質代謝が苦手で内臓脂肪を蓄えがちなので、ご飯・パン・麵などの炭水化物や甘いもの、ビール・ワイン・日本酒なども控えたほうがよいでしょう。

脂質を燃やすのは得意なため、下腹部を中心にした筋トレを行い、ウエストを引き締めると効果的です。

高負荷の有酸素運動が有効なので、20分以上のウォーキングがおすすめです。

オススメのサプリメントは代謝が苦手な糖質の吸収を抑えるものや食欲を抑えるものがよいでしょう。

または、得意な脂質燃焼をさらに高めるために分解系や燃焼系のサプリメントもよいと思います。


肥満遺伝子が「洋ナシ」タイプ

UCP1(脱共役タンパク質遺伝子)をもつタイプです。

日本人の3~4人に1人が該当し、1日あたりの基礎代謝量はほかのタイプよりも約100kcal少ないといわれます。

脂質を代謝しにくい体質で、皮下脂肪を蓄えやすいタイプです。

脂身が多い肉や揚げ物などの油料理、乳製品を避けましょう。

体温が低いので冷たい飲み物や食べ物は体脂肪増加の原因となります。

糖質分解は苦手ではないため、白米やフランスパン、そばなどの摂取は問題ないでしょう。

集中的に筋トレしたいのは 太ももや腹筋、尻・背筋などですので、スクワットなど負荷の高い筋トレで鍛えて筋肉量を増やしましょう。

オススメのサプリメントは苦手な脂質の分解をサポートしてくれる分解系や燃焼系のサプリメントです。

また、揚げ物などが大好きな方はそもそもの摂取を減らすために食欲を抑えるタイプもオススメです。

肥満遺伝子が「バナナ」タイプ

β2AR(ベータ2アドレナリン受容体遺伝子)をもつ人で、 日本人では4~5人に1人という少数派です。

1日あたりの基礎代謝量はほかのタイプよりも約200kcal多く、太りにくいため、比較的スリムな人が多い傾向にあります。

しかし、一度太りだすと今度は一気に痩せにくい体質に変化してしまうリスクがあります。

基礎代謝が高いのであらゆる食材をバランスよく食べ、とにかく太らないように気をつけることが重要です。

もし太ってしまったら、スクワットをはじめ腹筋や背筋などに負荷をかけ、基礎代謝のカロリーを増やしましょう。

脂質の摂り過ぎに気をつけながらも肉や魚などのタンパク質を摂取したいところですが、サポートとしてプロテインやアミノ酸を利用するのがオススメです。

大豆から作られたソイプロテインは大豆イソフラボンが多く含まれ、女性は特有の体調不良を緩和する効果も期待できます。

さあダイエットを始めよう 肥満遺伝子がバナナタイプ

~まとめ~

自分の肥満の傾向を遺伝子から知ることで、間違いのないダイエットや日ごろからの体型・体調の維持が可能です。

若い頃は痩せていたのに年齢とともに一気に太りだしたという人は、自分の基礎代謝に関わる肥満遺伝子からダイエットにアプローチするのが一番の近道です。

ダイエットをするうえで、食べなければ痩せるというのは大きな間違いで、健康を維持するために何を食べるべきかを真面目に考える時代になりました。

ダイエットを成功させるためにも、自分がもっている肥満遺伝子の特徴に合わせた食事と運動を継続することが重要です。


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