ダイエットの方法は皆一緒じゃない!?肥満遺伝子による3つの体型とは
これから痩せるぞ!と思ってダイエットを考えたときに、流行っているものをやろうと思ってしまう方も多いのではないでしょうか?
しかし、人によって効果のあるダイエットというのはそれぞれ異なります。
とくに肥満遺伝子によって自分に合うダイエット方法が決まってきますので、自分はどのタイプなのかどうかしっかりと把握することがまずは大事です。
肥満遺伝子は大きく3つに分類される
およそ60種類に分類される肥満遺伝子ですが、日本人のほとんどはその体型的な特徴をフルーツに例えて、次の3つの肥満遺伝子タイプに分類することができます。
りんごタイプ:お腹まわりがぽっこりと出ている体型
洋梨タイプ:下腹部やお尻がぽってりと出ている体型
バナナタイプ:一見スリムで、手足が長く見える体型
日本人に多いのが、洋ナシ型肥満と呼ばれるタイプです。
こちらは皮下脂肪が蓄積されやすいという特徴をもっており、悩んでいる方も少なくありません。
次に多いのがりんご型肥満であり、内臓脂肪がつきやすいのが特徴です。
最後がバナナ型肥満であり、こちらは太りにくいが一度太ってとしまうと痩せにくいという特徴があります。
このように、肥満遺伝子によって脂肪のつきやすい箇所などが異なるのです。

どのようにして自分の分類を知ればいいの?
何が原因で肥満になりやすいのか、いまいちわからないという方も多いでしょう。
下半身に脂肪がつきやすい、お腹などの上半身から太りやすいと自分自身感じている方もいるかもしれません。
自分はどの分類に入るのか知りたいというときは、遺伝子検査を行いましょう。
専用のキットはインターネットで検索をすると簡単に購入することができます。
検査の方法としては口腔内の粘膜を綿棒で採取して、どのような遺伝子を構成しているのか調べるものが一般的です。
血液を使用してどの分類に入るのか検査する方法など、いろいろなものがあるのです。
また、いくつかの質問に答えて簡単にタイプを見れるサイトもあります。
洋ナシ形の人がりんご型にあった方法でダイエットをしてしまうと、一生懸命ダイエットをしてもなかなか効果が出ないということになってしまいます。
自分のタイプを把握して、効率のよいダイエットをしていきましょう。
肥満遺伝子のりんごタイプとは

りんごタイプの方は基礎代謝がほかのタイプに比べて少ないので、活動代謝量を高めてカバーするようにしましょう。
そして糖質を分解するのが苦手な体でもありますので、糖質を控えめにするとより太りにくくなります。
逆にパンやご飯、パスタを中心に食べてしまうと太りやすくなってしまうということを覚えておきましょう。
りんごタイプの人はお腹から脂肪がついていくため、内臓脂肪もつきがちになります。
酷くなってしまうと、そこから糖尿病などの病気へとつながってしまいますので、自分でぽっこりお腹を自覚してきたら気をつけるようにしましょう。
基礎代謝を上げるために筋トレや有酸素運動などもおすすめです。
肥満遺伝子の洋ナシタイプとは
日本人の中でも一番多いと呼ばれている洋ナシタイプは、基礎代謝はほかのタイプと比べて少し少なめになります。
脂分を分解するのが苦手なタイプなので脂質をとると太りやすくなります。
また、お腹よりは太ももやお尻といった下半身からから脂肪がついていきます。
ズボンだけがパンパンになってしまうという方は、洋ナシタイプといえるでしょう。
ご飯やパンよりも、揚げ物を中心にしている方に多いです。
お肉を炒めるときなども、つい油を多めに入れてしまうという方も少なくありません。
頑固で融通が利かないといった性格の方に多く、そのような方はストレスでドカ食いをしてしまうことも多いのです。
そのままお腹や太もも、お尻の脂肪になってしまいますので、痩せたいと思ったときは脂身の多いお肉やマーガリンなどを控えるようにしましょう。
逆に糖質を分解するのは苦手ではないので、炭水化物は適量であれば普通に食べても問題ありません。

肥満遺伝子がバナナタイプの場合

一番太りにくく、ほかのタイプの人にうらやましがられるのがバナナタイプです。
そもそも基礎代謝がもともと高く、自分の体にエネルギーを取り込むことが苦手なので、太りにくいのです。
食べてもそんなに太らないという方は、このタイプだと思ってもよいでしょう。
比較的スリムな人も多く、食事量も少なめです。
果物や野菜を好んで食べることが多く、1食抜いても平気という方も少なくありません。
さほど太らないタイプではありますが、一度太ってしまうと痩せにくく、ずっと太ったままになりやすいので注意が必要です。
恰幅がよい方の中にもこのバナナタイプの方が多くいるのです。
もし太ってしまったときは筋トレが有効なので、積極的に生活の中に取り入れていきましょう。
~まとめ~
日本人は太り方や痩せ方の違いにより大きく3つの肥満遺伝子のタイプに分かれます。
一般的に効果があるダイエット方法でも、自分が持っている肥満遺伝子の型に合っていないとダイエット効果は得られにくくなります。
自分に合った方法でダイエットをすると、その効果も現れやすくなります。
簡単に肥満遺伝子検査はできるので、今までダイエットが上手くいっていない方は一度調べてみましょう。