体重管理が重要といわれる理由とは
健康のために欠かせないのが体重管理ではないでしょうか?
体重は健康のバロメーターといわれています。
注意したいのは太り過ぎても痩せ過ぎてもデメリットが生じることです。
ここでは体重管理をする理由、体重管理をするために気軽に実践できるウォーキングのメリット、体重管理で失敗してしまう理由などについて説明していきます。
なぜ適正体重を維持する必要があるのか
生涯において適正体重を維持できれば、さまざまな生活習慣病を予防できると考えられます。
生活習慣病は肥満が原因で起こることが多いので、体重管理は欠かせないのです。
若いころは基礎代謝が高く、少々食べ過ぎてしまっても太りにくいです。
しかし基礎代謝が低下しやすい年齢になると、若いころとは比較にならないほど太りやすくなります。
30代~40代になり、非常に太ってしまったという人も少なくありません。
これが中年世代から生活習慣病に罹患する人が増えてくる大きな理由です。
ウォーキングは生活習慣病対策に最適
気軽にできる運動としてウォーキングをする人が増えています。
ウォーキングは運動強度が低いので、中高年の人でも無理なく続けられます。
毎日ウォーキングをするようになり、血圧や高脂血症、糖尿などが改善できたという話は少なくありません。
実際に私の関わった患者様で毎日のウォーキングにより、血圧や糖尿病の薬を飲まなくてもよくなった方もおられます。
肥満外来の医師も積極的に運動するように推奨しています。
運動することで基礎代謝が上がり、格段に痩せやすくなるのです。
若いころはかんたんに痩せられた人でも、30代~40代になると肥満に悩んでしまうという人も多いでしょう。
食事制限によるダイエットだけでなく、ぜひウォーキングを実践してみてください。
体重管理は多くの悪影響を遠ざける
体重が増えるほど体にかかる負担が大きくなります。
生活習慣病の発症率が上がるのは当然のこと、見た目にも大きく影響してきます。
中年世代になっても整ったスタイルを維持していれば、自己管理が徹底している人と認識されるでしょう。
体重を管理することは病気だけでなく、見た目・スタイルを維持することにもつながるのです。
体が太ると顔も大きくなり、痩せていたころとは別人のような人相になってしまうこともあります。
逆に太っている人が痩せれば、驚くほど美しくなることが多いでしょう。
お仕事の面でも適正な体重管理が出来ていればプラスに働くことがとても多いと感じます。
体重コントロールが難しい理由
誰しも体重を管理して健康と理想のスタイルを手に入れたいはずです。
体脂肪をたくさん抱えている状況は、お肌にもよくありません。
ニキビが発生したり、頭皮がベタついたりする人は少なくないはずです。
しかし現実的な問題として、理想体重を維持するのは大変です。
体重を上手にコントロールするには、モチベーションの上げ方がポイントになります。
たとえば生活習慣病を予防したいという理由だけでは、モチベーションが上がらないという人が多いでしょう。
モチベーションアップのためには、痩せることによる最大のメリットを想像するのです。
過去の自分を思い出す、異性からもてたいなど、痩せることで人生がどれほど楽しくなるのか考えるようにしてみましょう。
無理をせずに着実にやせていく
体重管理を成功させるコツは、小さな目標を着実に乗り越えていくことです。
たとえば体重80kgの人がいきなり50kgまで減量しようと考えてもなかなかうまくいきません。
モチベーションを上げる最適な方法は人により異なりますが、体重測定が効果的だといわれています。
体重を量るだけで、適切なダイエット方法が見えてくるのです。
合わない方法を実践しているとなると、体重が減ることはありません。
逆に自分に合った方法だと少しずつ体重が落ちていくことになります。
間違った方法を実践していても、早い段階で軌道修正できるのがメリットです。
また、体重測定をしなければ、体重管理の結果を知ることができません。
体型から大まかに体重を予測できるという人もいますが、これはあまりあてにならないのです。
1ヶ月や2ヶ月などの長期スパンで比較すれば、体重の変化に気づくこともできるでしょう。
しかし、短期間で体重や体型の違いを認識できる人は決して多くはありません。
だからこそ体重測定をして、正確な数字を認識しておく必要があるのです。
体重管理で規則正しい生活が実現する
体重が管理できる人は、自然と規則正しい生活もできます。
不規則な生活を正すためには、まずは体重を落としていく必要があります。
生活の乱れは体重に反映されやすいので、太り過ぎている人はなるべくダイエットするようにしましょう。
逆に、痩せすぎはスタミナ低下につながるだけでなく、体温を低下させる要因にもなります。
冷え性になれば免疫力が下がるなど、健康を害する原因になります。
痩せ過ぎている人は、適正体重まで増やすようにしましょう。
~まとめ~
健康になるために適正体重を維持するようにしましょう。
基礎代謝が低下してくる年代になったら、体重管理に運動を取り入れるのがおすすめです。
ウォーキングなら場所を選ばずにいつでも気軽にできます。
体重管理をするのはかんたんではありませんが、健康はもちろん容姿・スタイルにも影響してきます。
体重管理は継続が大切なので、続けられる方法を選ぶようにしましょう。