意識の高いダイエッターから注目されているのがインド原産のギムネマと呼ばれるハーブです。

インドでは『グルマール』と言う名前で呼ばれ、『糖を壊すもの』という意味をもつそうです。

ギムネマの持つ最大の特徴は、糖質の吸収を抑え、これにより血糖値の上昇を抑えることです。

血糖値の急激な上昇を抑える働きがあるギムネマは、インドでは食事と一緒に摂取することで、小腸からの糖分の吸収が抑制され、肥満や糖尿病の予防に効果的と言われています。

そのためギムネマは血糖値の低下をサポートするので、糖質を摂りすぎてしまう人に最適です。

糖質は様々な食品に含まれています。

主食のご飯やパン、麺類。

また間食などでよく食べる甘いモノ。

清涼飲料水などにもとても多く含まれています。

私たちが摂取する総カロリーのうち、50～60％程度は糖質という現実があります。

そのため知らず知らずのうちに糖質を摂りすぎている可能性があります。

糖質は注意してあまり食べないようにしているという方でも、実際はかなりの糖質を摂っていたということも多いのです。

こういった方には吸収抑制系のギムネマはとても相性の良いダイエット素材になります。

ギムネマは糖尿病予防をサポートしますが、同時にダイエットにもとても役立つ素材です。

糖質の摂り過ぎは高血糖と肥満を促進することがわかっています。

実は脂肪より糖質のほうが体脂肪を増やすことがわかっているのです。

そのためこの糖質の吸収を抑えるということがダイエットに重要になってきます。

糖質を多く食べてしまうと、急激に血糖値が上がり、その後急激に血糖値が元に戻るという『血糖値スパイク』という現象が起こります。

この血糖値スパイクが起こると、過剰な糖質がおなかの余分な脂分に変換されてしまうんです。

結果として太っていくということになります。

また急激に血糖値が下がってくるときに、強烈な空腹感を感じるようになります。

空腹感を感じるとヒトは何かを食べずにはいられなくなります。

結果として不必要なカロリーを摂取することになりますので、これもまた太っていくということつながります。

そのため、ギムネマに特徴的な血糖値の吸収をおだやかにするという働きは、実はダイエットには非常に大切な働きなのです。

低糖質ダイエットが注目されるのは、糖尿病予防とダイエットを両立できるからなんですね。

さらにメタボに対しても働きかけてくれますので、生活習慣病全般を防止するのにも役立ちます。

ギムネマは糖質の吸収をゆっくりにしてくれるのですが、どのように働くのか見てみましょう。

炭水化物が体内に吸収される工程は3つのステップになっています。

『酵素に分解される』

『細かくされる』

『吸収される』というステップです。

糖質＝炭水化物の吸収を抑えるパターンには、

①炭水化物の分解を抑える。

②小さくなった単糖類の吸収を抑える。

2つのパターンがありますが、ギムネマは何と両方に働くのです！

まず、炭水化物は分解させなければカラダには吸収されにくくなります。

ギムネマはこの部分に働いてくれるということですね。

さらにギムネマは、ジュースなどに含まれる元々小さな単糖類のカラダへの吸収もゆっくりにしてくれるんです。

ギムネマは、このダブルの働きにより、血糖値スパイクが起こりにくくなり、糖質が脂肪分に変換されることを抑えてくれるんです。

結果としてぽっちゃりとしたおなかになりにくくなるんですね。