ダイエットにおけるイミダゾールジペプチドの役割

疲労回復だけじゃない!ダイエットにも効果的なイミダゾールジペプチドの働き

私自身がそうなのですが、年々疲れが抜けにくくなり、おなかには脂肪がたまっていきます。

若い頃とは全然違うカラダになっていくことを嫌でも実感します。

それは誰しも通る道(だと思うの)ですが、できればそうはなりたくありませんよね。

そうなる原因の1つにカラダをサビさせる活性酸素の存在があります。

『イミダゾールジペプチド』は、活性酸素を消去して疲労を回復させる成分といわれています。

何週間も飛び続ける渡り鳥のスタミナ源となっている成分。

はたしてダイエットとはどのような関係があるのでしょう。

今回は誰もが手軽に利用できるイミダゾールジペプチドについてご紹介していきます。

渡り鳥の驚異的なスタミナの秘密はここにある

渡り鳥の驚異的なスタミナの秘密はここにある

イミダゾールジペプチドは、渡り鳥のスタミナ源として知られている成分です。

渡り鳥は大陸を横切るほど長期間飛び続けることで有名です。

イミダゾールジペプチドにはこの活動を支える働きがあるのです。

ほかにも動物の驚異的な運動能力を支えている重要なアミノ酸でもあり、カツオやマグロといった回遊魚も豊富にもっていることがわかっています。

人間が渡り鳥と同じような活動をしようとしても体力がもちません。

もちろん種族が異なるというのも1つの理由ですが、同じ地球上の生物なのに何がそこまで違うのでしょうか。

このナゾを解明したのが、動物の体内でアミノ酸からつくられるイミダゾールジペプチドです。

イミダゾールジペプチドには、運動で発生する体内の活性酸素を消去する力があります。

以前は『アンセリン-カルノシン』と呼ばれており、人間などのほ乳類の筋肉では『カルノシン』、魚類は『アンセリン』がイミダゾールジペプチドの主成分となっています。

渡り鳥のカラダにはアンセリンとカルノシンの両方が3:1の比率で存在していて、種族ごとに配分が異なるとされています。

この成分が驚異的な運動能力やスタミナを実現させているのです。


イミダゾールジペプチドの抗疲労のメカニズムはこれ

イミダゾールジペプチドの抗疲労のメカニズムはこれ

『今日も一日疲れたなぁ』という場合、実際にカラダが疲れている場合脳が疲れている場合があります。

『脳が疲労する』というと何か変な感じがしますが、実際に脳も疲れてしまうのです。

脳が疲労を起こす原因としては、活性酸素による酸化ストレスで細胞などが傷つけられるからと考えられています。

何度も言いますが、カラダがサビるという現象です。

運動などもそうですが、カラダがエネルギーを使うと酸素が多く消費されます。

その時に活性酸素が大量に発生するのです。

通常、活性酸素が発生すると、活性酸素を分解して体内から除去する抗酸化酵素が働くようになっています。

しかし、発生する活性酸素の量が抗酸化酵素の働きを上回ると筋肉をはじめとする色々な細胞が活性酸素により傷つけられて疲労へとつながるのです。

 

イミダゾールジペプチドは、これらの活性酸素をトラップする能力がとても高いことが知られています。

鳥では羽を動かすのに使う胸肉にイミダゾールジペプチドは多く存在します。

ヒトでは脳の自律神経の中枢にイミダゾールジペプチドは多く存在するとされており、やはり疲労の原因は脳にあるのだと考えられます。

疲労がたまりやすい脳や筋肉においてイミダゾールジペプチドは効率よく活性酸素をトラップし、疲労からカラダを守ってくれているのです。

 

また、年齢とともになぜか疲れが抜けにくくなってくるのはカラダの中のイミダゾールジペプチドの量が減ってくるからだといわれています。

イミダゾールジペプチドはもともとカラダの中で作られる抗ヘトヘト成分ですが、年齢とともに減少していき、それが疲れにつながっているのです。

そのためイミダゾールジペプチドは効率よくカラダに取り入れていくべき


ダイエットとの関係は?

ダイエットとの関係は?

活性酸素を除去し、疲れにくいカラダにするイミダゾールジペプチドですが、どうダイエットに関係するのでしょう?

 

結論からいいますと、イミダゾールジペプチドの活性酸素の高いトラップ能力に関係するのです。

直接的に糖質や脂質を取り除いてくれるわけではありません。

ちょっとガッカリされた方もおられるかもしれませんね。

ただ、私はイミダゾールジペプチドとダイエットとの関係は最強かもしれないと思っているのです。

人間が日常的に摂取した栄養素をしっかり消費するためには筋肉の活動が不可欠です。

さらに、溜め込まれた脂肪を燃焼させるには多大な労力が必要になってきます。

 

食事制限など、なにもせずに痩せることは不可能ですが、運動するにしても効率的に筋肉を動かし、きちんと脂肪を燃やせる体に整えることが重要です。

ここで、日頃から疲れが抜けないカラダですと何もやる気が起きないですよね。

脳が疲れていると暴飲暴食に走る傾向になって食事制限はできなくなりますし、カラダが疲れていると運動なんて全くやる気になりません、、、

 

しかし、イミダゾールジペプチドを摂取することでこれらの疲れがとれるとしたらどうでしょう?

筋肉を動かしやすくなり、運動によって生まれる活性酸素をなくすことで疲労を軽減し、運動の継続が可能になります。

まず、何かをやろうという気になりますよね。

すぐに疲れてしまって体力も気力も続かないという人は、食事制限も運動習慣も出来ずに太りやすい体質に傾いています。

まずは疲労を抜いて体質の改善を図りましょう。

摂取することで疲労感が軽減され、カロリーを燃やしやすい体に整えることで、ダイエットを土台から支えてくれるでしょう。


年齢によりやせにくくなるのはなぜ?

私も悩んでいたのですが、30代を過ぎると急激におなかがぽっちゃりしてきます。

しかも、食事制限や運動習慣など何をしてもやせにくくなってきます。

そもそも年齢とともに体型が変わり、同じような食事を食べていてもぽっちゃりが止まらなくなるのはいったいなぜなのでしょうか。

とくに、若いときにスポーツで鍛えていた人が、年齢とともに急激に太ってしまうケースも多くあります。

 

その理由は、年齢とともに基礎的な新陳代謝が衰えてしまうためなのです。

体内が古くなってサビついてくると、古い細胞が新しい細胞へ入れ替わるサイクルが遅くなり、脂肪を燃やす力を失ってしまうのです。

そのため、以前は効果を実感していた食事制限や運動を行ったとしても、すでに脂肪燃焼効率が低下しているためダイエットは成功しないのです。

新陳代謝の低下したカラダは体温も下がり、消費できるカロリーは極端に少なくなってしまいます。

よって、カラダをやせやすくするには、体内の老化を抑制することが一番効果的なのです。

そのための効果的な成分がイミダゾールジペプチドであり、通常のダイエット成分と組み合わせることで高い効果を期待できます。

イミダゾールジペプチドの研究結果はこんなにもスゴイ

イミダゾールジペプチドの研究結果はこんなにもスゴイ

1999年に厚生労働省が行った疫学調査で日本人のヘトヘト度のヤバさが発覚しています。

なんと約4700万人の方が日常的に『疲れ』を感じていたのでした。

これって就労人口の約60%になるんですよ!

すごい数の方が日常的に『疲れ』を感じているんです。

 

そこで、この『疲れ』の正体を突き止め、対策を見つけるために大手製薬・食品企業や自治体なども参加して、産官学連携の研究プロジェクトが始まりました。

23種類の食品成分を研究した結果、ヒトの臨床試験で特に素晴らしい効果を発揮したのがイミダゾールジペプチドでした。

ヒトでの結果では、疲労度を軽減させるヘトヘト対策に有用な摂取量は1日200mg以上であることがわかりました。

もちろん動物における研究でも面白い結果が出ています。

運動能力の向上や運動持続力の向上です。

動物においてもヒトにおいても、抗ヘトヘト効果が明らかとなっている素材はとても珍しいですね。

適切な量を飲んでいつまでも若々しくいたいものです。


~まとめ~

いかがでしたでしょうか?

イミダゾールジペプチドはすごい抗ヘトヘト効果を発揮する成分でした。

ヒトは『疲れ』を脳で感じてしまう生き物です。

その脳の疲れを取り去る可能性があるのがイミダゾールジペプチドです。

抗疲労効果はその高い抗酸化活性能力によるものです。

イミダゾールジペプチドが疲れを引き起こす活性酸素をトラップしてくれるのです。

また、年齢とともに衰えた基礎代謝をもう一度盛り上げ、食事制限や運動習慣のサポートもしてくれます。

これがダイエット活動の大きな効果につながるのです。

アンチエイジングにもとても良い効果で、老化を食い止め、エネルギーを消費しやすい環境を整えてくれる嬉しい働きもあります。

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